映画『恋は雨上がりのように』✖️ 神聖かまってちゃん! 夏を彩るフロントメモリー。
こんちは〜。まりあんぬです。
現在アニメ放送中の「恋は雨上がりのように」が実写映画化!
そして主題歌には、神聖かまってちゃん「フロントメモリー」が決定しました!
恋は雨上がりのように 映画情報
原作:眉月じゅん『恋は雨上がりのように』(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載)
監督:永井聡(『世界から猫が消えたなら』、『帝一の國』)
脚本:坂口理子(『メアリと魔女の花』)
出演:小松菜奈 、 大泉洋 、 清野菜名 、 磯村勇斗 、 葉山奨之 、 松本穂香 、 山本舞香 、 濱田マリ 、 戸次重幸 、 吉田羊
◆あらすじ
高校2年生の【橘あきら】(17)は、アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれてしまう。
偶然入ったファミレスで放心しているところに、優しく声をかけてくれたのは店長の【近藤正己】(45)だった。 それをきっかけに【あきら】は、ファミレスでのバイトを始める。
バツイチ子持ちでずっと年上の【近藤】に密かな恋心を抱いて……
【あきら】の一見クールな佇まいと17歳という若さに、好意をもたれているとは思いもしない【近藤】。
しかし【近藤】への想いを抑えきれなくなった【あきら】はついに【近藤】に告白する。
【近藤】は、そんな真っ直ぐな想いを、そのまま受け止めることもできず―
真っ直ぐすぎる17歳、さえない45歳。 ふたりに訪れる、人生の雨宿りの物語。
引用元:ストーリー | 映画『恋は雨上がりのように』公式サイト
アニメ化もされ、話題作となった『恋は雨上がりのように』が遂に映画化。
その主題歌に、神聖かまってちゃん「フロントメモリー」が抜擢されました!
劇中の音楽も、ボーカル:の子と、ピアノ:monoが担当します。
「フロントメモリー」は、2014年に発売されたシングル。ゲストボーカルに、川本真琴を迎え、PVには元モーニング娘。の新垣里沙を起用したことでも話題になりました。
神聖かまってちゃん「フロントメモリーfeat.川本真琴」 https://youtu.be/DL3ljDP4N4w
この主題歌では、鈴木瑛美子×亀田誠治でカバーするそうです。鈴木瑛美子さんは、話題の歌うま!女子高生。
フロントメモリーは、名曲中の名曲なんですが、誰が歌うか正直心配だったので、鈴木瑛美子さんで安心しました…笑
神聖かまってちゃんのボーカル:の子の声は独特で、作品の雰囲気には合わないなぁと感じていたので。そもそも、の子は歌上手いとは言い難いですからね。ファンとしては、それもの子が歌うから良いんですけどね!あまりロック興味ない方には、受けが悪いじゃないかなぁと思います。
かといって、川本真琴さんは、歌はめちゃくちゃ上手いんですが、恋愛関係で色々と揉め事があったのでイメージ良くないのかな…と 笑
鈴木瑛美子×亀田誠治のカバーが発表され、また新しいフロントメモリーが誕生するかと思うと、今からドキドキしています…!
神聖かまってちゃんの魅力
今回のフロントメモリー起用は、原作作者:眉月じゅんさんが神聖かまってちゃんのファンだったから!
漫画の中でも、主人公がフロントメモリーを口ずさむシーンがありますね。
著名人にファンが多い印象があります。『進撃の巨人』の作者:諫山 創さんも、ファンであることを公言しています。実際に、アニメの2期エンディングは、神聖かまってちゃんが起用されました!
『神聖かまってちゃん』と聞くと、ボーカル:の子の奇抜なパフォーマンスを思い出す方も多いのではないでしょうか。
中居さんの歌番組に出演した時には、歌わないでずっと喋るわ、カメラにナルト貼るわで好き放題やってましたねw
放送事故回として、かなり話題にもなりました。
過去のライブでも、流血ライブ、放尿ライブ、ケンカライブと、数々の伝説を生んできました。そんな彼らを、ただの話題作りと揶揄する声もあがっています。
が、しかし!私は声を大にして言いたい!
神聖かまってちゃんは、パフォーマンスだけではない。音楽が最高に素晴らしいんだと!
彼らの音楽は、そのイメージとは違って、とても繊細でロマンチックです。もちろんシャウト系のロックな良曲もあるんですが、そのどれもが根幹に危うげなスピリッツを感じます。作詞作曲をしている、ボーカル:の子の人生が反映されいるんです。虚勢を張って、強気なのに、一人で立っているのが辛そうな、儚さがあります。現在はかなり元気そうですが、の子は精神を病んでいた時期がありました。その経験から湧いてくる、悔しさ・劣等感・孤独・攻撃性・誰かに愛されたい、認められたい欲求…。
誰もが心に秘めて、でも口に出すのは憚られる『かまってちゃん』な恥ずかしい部分を、パフォーマンスにして、音楽に乗せている……そんなバンドです。
◎ バイオリンとピアノが、かまっての世界を作る
彼らの音楽として、特徴的なものがバイオリンとピアノです。その旋律が、幻想的でノスタルジックな世界を作り出します。心を投影したような不安定な世界観に、の子の感情が時に暴力的に、時に切なげに絡んでいきます。
◎高低のある不安定な曲調が得意
その世界観を、高低差がある曲調で、さらに追い詰めていくのが、かまってちゃん的スタイルです。来るぞっ!と思っていた音符が外されたり、リズムを崩されることで、どんどん世界にハマっていきます。
感情に起伏があるように、脱力したかと思えば、サビではガッツリ熱く語ったり……。
さっきと言ってること違うやんけwなんて、ツッコミを入れたくなることもアルアルです。
有言実行だったり、適当だったり、真面目だったり、クソ野郎だったり。
そんな不完全さが、人間臭い。
◎季節・風景 × 自分
の子は、基本的に自分のことしか歌いません。なぜなら、自分の感情を表現するための音楽だからです。
「俺は、自分のことしか歌わねぇから。お前ら勝手に共感しろ!」って感じです。
だから、常にかまってちゃんの曲は、世界 × 自分(の子)で成り立っています。
特に、季節感や風景を歌詞に取り入れることを得意としています。
今回起用された、フロントメモリーでも、夏の季節感が盛りだくさんです。
夕暮れを見た時の言語化できない込み上げる気持ちを、曲と歌詞に乗せて届けます。
夏休みのイメージなのか、あの季節特有の気怠さや虚脱感と共に、自分の中で燻る思いを上手く練りこんでいます。
まとめ
とりあえず聴け!!!!!!
と、言いたい。
端的な特徴を紹介しましたが、正直、神聖かまってちゃんの魅力はこんなもんじゃないです。
ボーカル:の子の炎上商法で不快に思っている人も多いと思います。
しかし、それはあくまでパフォーマンスの一種であり、彼らの一端でしかない。
「どんなに天才でも、聴かれなければ評価されない」
そのマインドを元に、あらゆるパフォーマンスで自分たちに目を向けさせる。
根っからのかまってちゃんなんです。
ロマンチックで、幻想的な季節感を表現することが得意な神聖かまってちゃん。
映画「恋は雨上がりのように」でも、素敵な音楽を添えてくれること間違いない……!
映画見ようかな〜って思ってる方は、是非音楽にも心向けて見てくださいね♪